若かりし頃、歯の修復、補綴の材料は噛む力に耐えられのは金属だけでした。
世界のスタンダードとして溶出する金属イオンの問題やアレルギー源性そして電気的影響や電磁波の影響などから、口の中に金属をいれて濡れた状態に浸し続けることは避けるべきであることが明らかになって来ています。
しかし、現在は歯と同じ色で、安全で、清潔で強度的にも十分な素晴らしい素材が開発され実用化されて来ています。
クラウン(被せる治療)やブリッジ(無い歯を橋をかけて補う治療)にはジルコニア、インレー(虫歯だった部分に嵌め込む治療)にはE-Maxという素材を使用しています。
昔でしたら夢のような最高の素材です。
当院ではいち早くこれらの素材の優位性を治療に活かすべく積極的に使用して、術式の確立やノウハウの蓄積に努めてまいりました。
残念ながらこれらの素材は保険適用ではなく自費診療となります。
明らかに身体に安全で、美しく、清潔で強い素材をできる限り使用していただくため 当院では昔のセラミック=金属に陶材を焼き付けて作るメタルボンドの価格に、この新しいジルコニアの価格をあわせました(8万円) 。
多くの歯科医院のように、メタルボンドのさらに上の治療として値段を上乗せするのではなく、よい素材ができたのだから同じ価格にして昔の素材は使わないということで、なるべくリーズナブルな価格で提供してまいりました。
E-Max(2ケイ酸ガラス)につきましてもなるべく負担が少ないように価格設定をしました(4万円)。
残念ながら、昨今の諸物価の高騰により、この価格を維持することが困難になりました。
大変心苦しいのですが、新年の診療開始時より以下のように価格改定いたします。
ジルコニア 1本 8万円から10万円に
E-Max インレー1本 4万円から5万円に
自費の入れ歯につきましても20%程度値上げいたします。
この値上げ後の価格でも近隣地域や首都圏の平均価格に対して充分にリーズナブルな価格設定であると思いますが、これらの素材での自費診療をご希望なされる方は年内の治療をお勧めいたします。混み合うことが予想されますが、治療着手あるいは合意なされた治療につきましては完成が来年になりましても旧価格で対応いたします。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
医療法人 仁真会
市が尾駅前プラーザ歯科
理事長 森 到
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