こんにちは、IT担当です。
涼しくなってきましたね。
歯医者さんで歯の処置をしてもらうために麻酔をしてもらうことがありますよね。
その後に、口の感覚がおかしくなって涎が止まらなかったり、ほっぺの内側を噛んでしまったり、舌を噛んだことがある人も多いと思います。私も数度経験があります。
食事もきちんとできませんし、何よりとっても不快ですよね。
市が尾駅前プラーザ歯科で麻酔をしてもらうと、治療中も口全部が麻酔でおかしくなるということもなければ、涎が垂れることも、口がきちんと動かないということもありません。
森理事長にそのカラクリを伺ってみました。
麻酔が痛くない、治療後も長く続かない理由は?
歯の麻酔は、神経の歯への入口、つまり歯根の先端で痺れさせるので歯が植わっている骨の外側の骨膜の下に麻酔薬を注入して麻酔薬を骨に染み込ませて効かせます。
この為、歯茎がパンパンになるまで麻酔薬を注入してしばらく待ったり、その膨らみをモミモミして待つような先生もいますね。
そうすると必要とする麻酔薬も多くなり、組織の中に多量の麻酔薬が長い時間残って、周りの組織を痺れさせることになります。
これが、歯医者さんで麻酔されると何時間も口半分が痺れたり、唇が腫れた感じが残ったり、唾液が麻痺した唇からダラダラしたり…の原因です。
これを防ぐためには、歯と歯の間のあるツボに注射するのがコツです。
ツボと言いましたが、要は麻酔薬の浸潤を阻む固い骨膜のある歯茎の下の方ではなく、歯と歯の間の骨の尾根の部分にしっかりと針をあてがってゆっくりと圧力が逃げないように注入するということです。
歯が植わっている骨の尾根の部分には骨膜のない部分があります。
ここを狙えば麻酔薬の量を少なくしても、しっかりと歯根の先まで麻酔薬を浸潤させることができます。
また、この部分は食べ物を粉砕する時にぶつかるところなので 知覚神経の分布が少なく痛みを感じにくいところなので、注射針が入るか入らないうちに麻酔薬をジェントルに入れて効かせながら針を進めれば、ほとんど無痛で麻酔注射が出来ます。
常々言っているのですが、『痛くない治療をする為の麻酔の注射が痛かったら意味がない』ということです。
ちょっとした気づかいで 歯科治療はズッと快適なものになります。
術前、術後のちょっとした工夫や情報の共有で術者と患者さんの距離が縮まり、信頼感が得られます。
同じレベルの治療をしていても、この気遣いがあるか無いかで結果には大きな差が出ると思っています 僕がコミュニケーションを大事にしたいと思うひとつの理由です。
いかがでしたか?理事長の麻酔が痛くない、治療後も続かない理由や治療のスタンスの一端を伺ってみました。
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